【ニフクラ性能比較】サーバタイプ編

ニフティクラウドには、type-eとtype-hの2種類のサーバタイプがあります。

type-eサーバは、一般的な業務システムなど多くのシステムで利用可能なパフォーマンスと汎用性の高いサーバプラント位置づけられています。
対するtype-hは、高いパフォーマンスが求められるシステムでの利用を想定したサーバプランです。

この2つのサーバタイプのパフォーマンスにどの程度の違いがあるのかを調べてみました。
ベンチマーク対象は、CPUとネットワークとなります。

測定環境

測定環境は次の通り構築しました。

表.測定環境

環境 内容
測定環境 east-11
サーバタイプ e-smallとsmallの比較
OS CentOS Linux release 7.3.1611 (Core)
プライベートLAN 設定無し

CPUベンチマーク

CPU性能のベンチマークは、コマンドの連続実行とsysbenchの2パターンで行いました。

コマンドの連続実行

コマンドの連続実行は次のコマンドを実行し、20回平均の値を測定しています。

sysbench

sysbenchは、CPUのベンチマーク実行結果を、コマンドの連続実行と同様に20回平均で測定しています。

CPUの測定結果

2つのベンチマークを実行したところ、type-hはtype-eよりも約2倍のパフォーマンスが出ることがわかりました。

コマンドの連続実行は処理時間が短ければ短いほどパフォーマンスが高いことになります。sysbenchは10秒当たりのイベント件数となるので、多ければ多いほど高性能です。

表.CPUの測定結果

ベンチマーク e-small small
コマンド 5.54秒 2.92秒
sysbench 5337 events/10秒 10649 events/10秒

ネットワークのベンチマーク

続いてネットワークのベンチマークを実施してみます。

nuttcp

ネットワークのベンチマークはnuttcpというツールを使って実施します。

nuttcpでは、2台のサーバを利用します。1台のサーバにnuttcpサービスを立ち上げ、もう1台のクライアントとなるサーバからコマンド実行することで、サーバ間のトラフィックを測定します。

ネットワークの測定結果

表.ネットワークの測定結果

ベンチマーク e-small small
グローバル 199.9Mbps 16613.0Mbps
プライベート 984.3Mbps 17615.0Mbps

type-eではグローバル側で200Mbps、プライベート側で1Gbpsの制限がかかっているようでした。制限といっても、200Mbpsも利用できるので、月間数千万PVクラスのサイトでなければ問題になることはないと思います。

type-hサーバの場合は、10Gbps以上のトラフィックを観測しています。同一アカウント内のサーバ2台で実行しているため、実際インターネットに抜けていく場合はここまでのトラフィックがでるかは不明ですが、結果の数値にばらつきがあったため、type-eのように制限はかけられていなさそうです。

まとめ

ニフティクラウドのtype-eサーバとtype-hサーバについて、CPUとトラフィックの性能比較を実施してみました。

type-hサーバはtype-eサーバと比較して、CPU性能で倍程度優れており、1Gbpsを超えるネットワーク性能の測定結果を得ることができました。

type-eサーバも200Mbpsのネットワーク性能を保持しており、一般的な利用用途であれば十分すぎるパフォーマンスを発揮してくれそうです。

利用用途に合わせて最適なサーバ選定をしていただければと思います。

※ベンチマーク結果は、2017年7月4日に実施したものです
※ベンチマーク結果は、参考値でありその結果を保証するものではありません