独自ロードバランサー
ソフトウェアで構築した、コストメリットが高いロードバランサをご提供します。
「信頼性」または「コスト」のどちらを重視するかによって、ニフクラのロードバランサとの使い分けが可能です。
- 信頼性を重視する場合:ニフクラのロードバランサを利用することが有効です。
- コストを重視する場合:独自ロードバランサを利用することが有効です。
処理性能
想定規模によって2つのサーバタイプを使い分けています。
数10Mbps規模を想定している場合はtype-eのサーバを、数100Mbps規模を想定している場合はハイスペックなtype-hのサーバを使います。サーバ上にソフトウェアのロードバランサを構築しているので、途中でサーバタイプを変更し処理性能を上げることも可能です。
冗長性
複数台構成の冗長化には対応していませんが、HA機能による冗長化が実装されています。
利用シチュエーション
解決したい課題
- ロードバランサーにかかる費用を抑えたい
- ロードバランサーの帯域制限をなくしたい
ニフクラが用意するロードバランサは、冗長構成が組まれているため信頼性が高いものとなっています。
帯域についても、2Gbpsまで選択することができ大規模サイトにも対応が可能です。
その反面、帯域ごとの課金体系となっており、余裕をもったタイプ設定をすると高い費用になってしまいます。
また、選択した帯域以上のトラフィックは制限されているため、突発的なアクセス増加などによってサイトが閲覧できない状況になってしまう可能性があります。
解決方法
ニフクラ上のサーバに、ソフトウェア型のロードバランサ(独自ロードバランサ)の導入をします。
利点
サーバを利用することで、高帯域なトラフィックに対応可能です。帯域はベストエフォートにはなりますが、ニフクラは高性能なため非常に高いトラフィックに対応できます。ベンチマーク上は、1Gbpsを超えるトラフィックを確認しています。
また、アクセス集中によって、ロードバランサ配下のウェブサーバ処理が頭打ちになった場合等に、オリジナルのSorryページを表示させることが可能です。
注意点
信頼性の面では、サーバ1台構成となるためロードバランサよりも劣る部分があります。
しかしながら、サーバにHA機能が標準搭載されているため、ハードウェア障害時にも数分で自動復旧させることが可能です。